コモドール8ビットのコンピュータにSDカードを接続してフロッピーディスクのイメージファイル(.D64・.D81)を起動できるデバイスになります。とても便利だし、ファストロードのカートリッジと一緒に使えば速度が随分高くなるゲームがたくさんあります。SD2IECは100%互換性は持っていませんが自分の経験で8割ぐらいのゲームソフトが正しく動きます。
うちに使ってるのは32GBのMicroSDカードです。たくさんのシステムのソフトが起動出来ます。コモドール64・128、VIC-20・コモドール16・116・Plus/4で同じデバイスを使っています。
簡単な使い方を説明します。
コモドール64の場合:
メニューソフト:FB-64(ファイル拡張子なしで)を空のSDカードに移動します。一つ目のファイルになりますので、LOAD”*”,8,1で起動できます。
ディスクイメージ:利用するディスクイメージ(.D64や.D81)のファイルをルートフォルダでも別のフォルダにコピーします。SD2IECデバイスにSDカードを入れます。
接続:(SD2IECの種類によって違うけどヤフオクで出品したものはこの感じです)SD2IECの本体はコモドールの本体のデータゼット(CASSETTE)ポートに接続してデータケーブルをフロッピードライブ(SERIAL)ポートに接続します。
メニューソフトの起動:コモドール64のスイッチを入れてLOAD”*”,8,1で起動します。READYのプロンプトが現れたらRUNで実行します。
イメージのマウント:コピーしたディスクイメージをジョイスティックまたはカーソルキー(CRSR⇕)で選んでボタンまたはRETURNで選択します。
イメージ内のソフトの起動:SORTしていない様子で、一つ目のファイルを選択しても一度ボタンまたはRETURNでファイルが起動します。基本的に、1~5分ぐらいかかりますが、しばらく待てば、ゲームかアプリがそのままで始まります。
起動しない場合:起動できない場合があります。いろいろな理由があります。
– SD2IECが対応しないローダー:同じゲームでも動く・動かないバージョンが複数ある場合があります。違うディスクイメージをご利用して試します。
– BASICでの起動:マウントした後でQでBASICに戻ってLOAD”*”,8,1で起動して試します。
– SD2IECのファームウエアー:SD2IECの一番最近のファームウエアーを利用していますか。改善したバージョンがある可能性があります。
コモドール128の場合:
上記のコモドール64と大体同じですが、メニューソフトはFB-128をご利用します。メニューソフトで起動しないソフトが少し多めなので、下記の起動し方も試してみてください。
– ディスクイメージをマウントした後、コモドール128のリセットボタンを押して自動に起動する場合があります。
– メニューソフトからQでBASICに戻ってSHIFT+RUN/STOPで正しく起動する場合があります。
– メニューソフトからQでBASICに戻ってRUN “FILENAME”で正しく起動する場合があります。